毛髪を育てるなら玄米にシフト!玄米が持つ五つの抜け毛対策養分

毛髪を育てるなら玄米にシフト!玄米が持つ五つの抜け毛対策養分

玄米は、白米よりも豊富に養分が含まれていることで話題となり、親しまれている食材のひとつです。実は、玄米の中に抜け毛対策に効果的な「成長因子」に関わる養分が含まれていることがわかりました。

玄米は、人間に必要とされているほとんどの養分を含んでいるため、健康だけでなく抜け毛対策や毛髪を育てるにもいい食材といえます。今回は、対策に効果的な玄米の魅力についてご紹介します。

白米にはない、玄米の5つの抜け毛対策養分

白米と玄米の比較表

米と玄米の各100gあたりの欧文比較表(文部科学省資源調査会《五訂日本食品標準成分表》)より

上記の図は米と玄米の各100gに対しての成分比較表です。玄米が白米より養分が高いことを表しています。

玄米とは、稲から収穫した一番外側のもみを剥いだ状態のお米です。白米は、その玄米からさらにぬかと胚芽を取り除いた状態のものになります。

玄米の外側の皮にはたくさんの養分が含まれているため、その養分の皮が外れた白米と玄米の間に差が出てしまうのです。

ここでは白米には含まれていない、玄米が持つ抜け毛対策に効果的な物質をご紹介します。

1.ポリアミン

ポリアミンは、主に古くなった体を新しい体へと導く役割を担っています。

ポリアミンの効果により、体の根源をを活性化することで「FGF-7(増殖因子)」を産生し、毛の成長を促進させていると考えられています。

そして、体内にポリアミン量が豊富であると、分裂が盛んになります。新しい髪の毛が生えやすくなりますし、を高めることによって頭皮に若返り効果をもたらします。

2.GABA

アミノ酸の一種にγ-アミノ酪酸(らくさん)というものがあり、その頭文字をとった名称が「GABA」と呼ばれています。

GABAは、脳の海馬(かいば)や小脳、脊髄などにある伝達物質を促進させる役割があります。また、知覚を刺激する性質もあるため、毛髪の成長にとって重要な毛のもとを発達させる「IGF-1」を増やすことが期待されます。

3.γ-オリザノール

γ-オリザノールは、お米のぬかや胚芽部分にしか含まれていないポリフェノールの一種です。その効果は、心を安らかにする効果や、血行を良くする、体調や心のバランスを整える効果があり、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制するという抜け毛対策に役立つ物質です。

4.フェルラ酸

フェルラ酸は、体の老化を防ぐ役割があります。みずみずしさを保つ効果も期待されています。頭皮の元気を保つためにも必要な物質です。

5.イノシトール

イノシトールは、脳の伝達を促す役割があります。GABAの効果と同じで伝達が活発化することで、毛髪が育ちます。

玄米の炊き方5つのポイント

玄米を早速試してみたいという方もいるかもしれません。しかし、玄米は白米とは異なった炊き方になります。

実は、洗い方に気をつけないといけなかったり、浸水時間を要したりするのでぜひこちらを参考にしてください。

一見面倒にも思いますが、炊飯は炊飯器の「玄米炊飯モード」を利用して簡単に炊くことができます。それでは、玄米の炊き方のポイントや注意点を踏まえてご紹介したいと思います。

1.玄米の洗い方

玄米は、お米のもみ殻を取り除いただけの状態なので、もみ殻が混ざっていたり、埃(ほこり)などの混入物がついていたりする場合があります。洗う前にザルに入れ、かき回してゴミを浮き上がらせます。その後水に浸し、ごみを丁寧に洗い流しましょう。

お米の洗い方は白米の場合、3~4回ほど洗い研ぎ水を捨て、研いだ水がある程度薄くなったら終わりです。しかし、玄米の場合は、ザルを使って玄米の表面を傷つけるように3~4回研ぐのがポイントです。玄米の表面を傷つけると、水分が玄米の内部に浸透しやすく炊き上がりがよくなります。

2.玄米の水加減

玄米は、白米と比べると面積が大きいので炊飯時に多くの水分が必要になります。白米の場合、米1合に対して水量は約180ccが目安になります。玄米の場合は、米1合に対しての水量は約300ccが目安です。

炊飯器に玄米モードがある場合は、炊飯器の内釜に玄米を炊く際の水量の目安ラインが書いてあるのでそれに従って水をいれましょう。

3.お米の浸水時間

お米をおいしく炊くポイントとして、お米を浸水させておいておく方法があります。白米の浸水時間は30分ほどですが、洗った後そのまま炊くこともできます。

しかし、玄米は炊く前に浸水しておかないと硬くて食べられない場合があります。最低でも洗ったあとに2~3時間置いてから炊くといいのですが、可能であれば一晩(8時間以上)水に浸しておくほうがいいといわれています。

4.玄米は塩をいれて炊くのがおすすめ

玄米をおいしく炊くには、ぜひ塩を利用しましょう。

玄米のぬかの苦味を取り除き、味がまろやかになるだけでなく、塩がぬかをやわらかくし、お米の水分の吸収をよくしてくれます。

5.炊飯器の玄米モードで炊く

炊飯器の玄米モードを予約して炊くことで浸水時間を置くことができます。急いで食べたい場合には玄米はおすすめしません。

炊き方のおすすめは、寝る前に設定して朝炊き上がる状態や出掛ける前に設定して炊くと、浸水時間を待たずにおいしく玄米を炊くことができますよ。

おわりに

玄米は養分が多く頭皮にも好影響な要素がたくさんあるのでぜひ試していただきたい食材です。

玄米で注意していただきたい点は、玄米の外の皮を消化するのに時間がかってしまうため、吸収率が悪くなってしまうということです。しっかりかんで食べないとせっかくの養分も吸収されないのです。胃腸が弱い方は玄米の摂取に注意しましょう。

しかし、玄米が食べにくい方は、白米と玄米の間の状態の発芽玄米が玄米よりも養分が多い状態で食べやすいのでおすすめです。しかし、白米に比べて高値ということもあります。毎日食べるのがもったいないという人は週に2~3日食べる程度してみたり、白米に混ぜてみたり工夫してみてはいかがでしょうか。

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