プロテインは髪にいいの??摂取時の注意点と髪を育てるのにいい理由

日頃からスポーツや運動をしている方は、筋肉をつけるためにプロテインを飲む方もいると思います。
プロテインは、日本語で「タンパク質」といいます。タンパク質は、糖質、脂質と並ぶ三大養分のひとつです。実はこのプロテイン、筋肉や骨だけではなく、皮膚、血管、髪の毛などを作ることができるのです。
一般的に1日に必要なタンパク質は、体重1kgあたりおよそ1gとされています。
しかし、筋肉をつけたい方や、スポーツ選手はその倍のタンパク質が必要です。食事からタンパク質を取るとなると、筋肉量を増やしたい方はたくさんの食事をしなければなりません。
プロテインは、高タンパク質・低脂質で作られているため、食事よりも効率よく養分補給することができます。スポーツや運動をされる方がよく活用されているのはこういった理由からです。
目次
プロテインを摂取すると毛髪が薄くなる場合もある!?
ネット上でプロテインを飲むと毛髪が薄くなるとうわさになっていますが、それは正しい飲み方をしていないか、食生活の偏りがあるかなど、何かしらの理由があげられます。詳しく見ていきましょう。
過剰な摂取
プロテインは、飲むと肝臓が動き、身体の組織を作っていきます。しかし、必要以上に飲むと肝臓に負担がかかってしまうだけでなく、血中のコレステロール値があがることによって血行不良につながってしまうため、毛髪が薄くなりやすくなるといえます。
体重1kgあたり1g(1日あたり)なので、体重60キロの場合は60gまでにしましょう。そして、食事バランスも考えて養分に偏りが出ないようにしましょう。
食物による過剰反応
食物への過剰反応によって体内物質が腫れを起こしてしまうことがきっかけとなり、髪の毛にも影響することがあります。また、腫れが髪や頭皮にまでおよぶとヘアサイクルが乱れてしまい、健康的な髪が作られにくくなります。腫れがひどい場合には、毛が抜けてしまう原因にもなります。
プロテインは、牛乳や大豆を使っているので、いずれかの食物による過剰反応を持っている人は飲むことを避けた方が良いかもしれません。
大豆による過剰反応でなくても、牛乳による過剰反応がある場合は乳化剤などの成分も含まれることがあるので、必ず表示をチェックしておきましょう。
食事バランスの偏り
プロテインは、健康に役立つ食品ですが、養分をバランスよく取り入れないと、身体の健康の維持ができず、毛髪が薄くなってしまうことがあります。プロテインは補助食品です。プロテインだけの食事は、養分不足となってしまい体調不良の原因にもなります。肉や魚や野菜などをバランスよく取りいれた食事を基本にして、摂取するようにしましょう。
プロテインが髪を育てることにいい理由
髪の毛は、ケラチンというタンパク質で構成されています。
ケラチンは、摂取したタンパク質を一度分解し、髪の毛や皮膚の一部として再構築されます。しかしタンパク質を取っただけでは、健康的な髪の毛ができるとは限りません。
それは、タンパク質が髪の毛や頭皮だけでなく、筋肉や内臓、血、その他の体内物質にも必要とされる養分だからです。
そのため、養分は身体の生命維持に必要な箇所へ優先的に送られていきます。髪の毛は、生命維持とは直接的には関係がないので、養分が送られる順番も後になります。
プロテインは、タンパク質を補助的に補給することによって、筋肉だけでなく、健康的な髪の毛や頭皮をつくる上で効果的な方法です。
髪を育てるのに効果的なプロテインとは
プロテインはいくつか種類がありますが、髪を育てることや薄くなる髪への対策をしたい方には「ソイプロテイン」という植物性タンパク質がおすすめです。
髪を育てること重視の方はソイプロテイン
ソイプロテインは、モデルさんや女性が減量目的で飲んでいるものですが、ソイプロテインに含まれる大豆イソフラボンが体内バランスを整える活動をしてくれます。
その活動は、毛髪が薄くなる原因のひとつであるDHTのバランスを調整したり、エストロゲンの減少を整えたりすることによって髪を育てることや薄くなる毛髪への対策をすることができます。
ケラチンを構成するときは、亜鉛が必須になります。ですので、プロテインを選ぶときは、ビタミンや亜鉛を含んだ「ソイプロテイン」がもっともおすすめです。
筋肉増量重視の方は「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」
ソイプロテインの他にも「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」があります。これらは動物性タンパク質で、筋肉がつきやすく脂肪になりやすい特徴があります。
ボディービルダーが飲んでいるのはホエイプロテインになります。運動不足の方やお腹周りが気になる方は、贅肉に変わりやすいため、あまりおすすめしません。
プロテインを効率よく摂取するタイミング
プロテインを効率よく摂取するタイミングあります。それは、就寝前、朝食時、運動後の三つです。健康的な食生活の上、プロテインを飲むタイミングを把握すれば効率よく養分吸収されます。
就寝前
就寝直後は、髪や身体に受けたダメージを元通りにさせようと成長するための体内物質が放出されます。このタイミングを計って、就寝する30分~1時間前には摂取しておくようにしましょう。寝る直前の摂取は胃へ負担をかかることがあるので注意しましょう。
朝食時
朝の起床時には、人間の身体は水分や養分が全般的に不足しています。就寝前にプロテインを摂取していても、寝ている間に養分が使われてしまうため、朝には新しいタンパク質の摂取が必要になります。
朝に肉や魚などのタンパク質が多く含まれている食事を取れていればプロテインの摂取は補う程度でかまいません。しかし、現代人の朝は忙しくトーストやシリアルなどの簡単な食事になりがちです。
朝食の内容によって、プロテインの量を調整しながら摂取するのがおすすめです。
運動後・空腹時
運動後や空腹時には、身体が欲する養分が足りていないタイミングなので、プロテインを取ることでタンパク質を補うことができます。
また、筋肉をつけたい方は、運動後45分以内にプロテインを摂取することで、活動した筋肉が養分補給と補修を行うため、効率よく身体へ養分を補給できます。
おわりに
プロテインは、筋肉をつける上で必要性の高い養分です。身体も鍛えて、髪を育てることもしたい方には、タンパク質不足を補うためにプロテインを取り入れてみてください。
また、タンパク質だけではケラチンを構成しにくいので、プロテインの他にもビタミンやミネラルが入ったものを養分補助的に取ると効率よく髪を育てることや薄くなる毛髪への対策をすることができます。
サプリメントは、これらのビタミンやミネラルを効率的に補給することができるおすすめアイテムです。気になる方は、どのような商品が出ているのかチェックしてみてください。