女性の抜け毛三つの原因

抜け毛に悩む女性

薄くなる毛髪に悩まされているのは、男性だけではありません。女性でも抜け毛に悩んでいる人は多くいます。近年ではヘアケア専門の病院なども出てきており、この点からも、抜け毛で悩む女性が多くいることを伺い知ることができます。では、なぜ髪が抜けてしまうのでしょうか。そこには、主に三つの原因があります。

原因1.年齢による体内バランスの乱れ

年齢を重ねてから頭髪が薄くなった、髪にボリュームがなくなったという女性は多いです。これは年齢を重ねることによってエストロゲンとプロゲステロンのバランスが乱れ、正しいヘアサイクルが失われてしまうことが原因です。

女性の髪の密度は20歳がピークです。太さは35歳がピークで、それ以降は徐々に髪が衰えていきます。30代の後半になると髪のうねりが目立ってきて、多くの人は40代になると髪の衰えが如実に表れます。

髪のコシやハリが失われて白髪が増えるのは、単純に加齢によるものです。さらにここに体内バランスの乱れが加わって、毛髪が薄くなったりや抜け毛の症状を悪くさせたりします。毛髪や抜け毛に悩む多くの女性は、加齢が原因である場合が多いです。

ヘアケアメソッドに通っている女性の7割以上が40歳以上です。近年では若いうちから毛髪のケアを自覚する人もおり、また60代を過ぎてから髪を気にする人もいるので、ヘアケアメソッドに通う人の年齢幅が広がっています。

原因2.生活習慣の衰えと外的ダメージ

女性の抜け毛の原因は、加齢ばかりではありません。若い女性でも薄くなる毛髪や抜け毛に悩む人は多くいます。そういった人の場合は、主に生活習慣と外的ダメージが原因になっています。

生活習慣の乱れは、頭皮の血の流れの乱れにつながります。頭皮の血の流れが悪くなると、髪に十分な養分が行かなくなってしまうので、薄くなる毛髪や抜け毛につながります。

生活習慣の乱れを引き起こす最たる例が、過度の減量です。過度な減量を行うと体の養分が不足してしまい、髪が養分不足になります。減量をするなら食事制限ではなく、運動を取り入れて三食バランスの取れた食事をする減量をしましょう。

また減量による外的ダメージなども、抜け毛を助長させる原因です。減量だけでなく、女性は仕事や家庭でも外的ダメージをためがちです。外的ダメージをためるとエストロゲンのバランスが崩れてしまい、余計抜け毛が目立つようになります。

原因3.出産を機に抜け毛が増える人も

出産をしたら一気に抜け毛が増えたという女性も多いです。先述したように、女性の抜け毛は主に体内バランスの乱れから来ています。出産後に抜け毛が増えた人の場合も、体内バランスの乱れが原因です。

女性は妊娠をするとプロゲステロンが活発に分泌されます。このプロゲステロンは養分を体内にため込む力があるので、妊娠中はこの影響で毛が抜けにくくなります。ただし養分が赤ちゃんに行ってしまうと養分不足に陥って妊娠中でも抜け毛が増えることがあります。

出産後は、体がエストロゲンとプロゲステロンのバランスを妊娠前に戻そうとします。そうすると妊娠中に抜けていなかった分の髪を抜こうとするので、出産後は一気に抜け毛が増えます。体内バランスが落ち着くまでには個人差があるので、出産後すぐに抜け始める人もいれば、3カ月くらいしてから抜け始める人もいます。

この場合は、体内バランスが安定すれば抜け毛は収まります。そのためあまり心配する必要はありません。ただどうしても気になる人は、バランスの取れた食事やいい睡眠を心がけるようにしましょう。

おわりに

女性の毛髪や抜け毛の原因にはさまざまなものがあります。自身の抜け毛の原因をしっかりと把握し、抜け毛に対する不安を少しでも解消することが、抜け毛を防ぐの第一歩であると言えるでしょう。

また、女性が頭皮ケア剤を使用する場合は必ず女性専用のものにしてください。男性とは毛が薄くなる原因の特徴が異なるため、必要な要素もまったく変わってきます。

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