黒酢の驚くべき四つの能力!

黒酢の驚くべき四つの能力!

昔から健康にいいとされる食品の中で人気なのが黒酢です。

黒酢は、お米から作る米酢の一種です。一般の酢との違いは、製造法と原料にあります。通常の米酢は精米を使い、金属容器のなかで発酵させ約4カ月で完成します。

しかし、黒酢は、玄米・大麦を原料とし、じっくり時間をかけて発酵・熟成されます。長時間熟成するとアミノ酸を多く含み、色、コク、香りがお酢のうまみを凝縮させていると言われています。

そうしたことから黒酢には養分がたくさん詰まっているため、髪を元気にさせることに対しても期待できます。

黒酢の四つの能力

黒酢には、必須アミノ酸、酢酸、ビタミンB群、ミネラル、など、健康な毛髪を作るのに必要な養分が含まれています。

黒酢に含まれるアミノ酸は必須アミノ酸と呼ばれるもので、体内では合成できないアミノ酸を表します。黒酢には必須アミノ酸が9種類含まれています。また、黒酢に含まれている必須アミノ酸は、熟成してできているため、酢の10倍以上のアミノ酸を有しています。

1.健康な毛髪作りをサポート

健康的な頭皮や毛髪の生成

「髪の毛は頭皮の延長でできている」という話があります。これは、毛髪や皮膚、爪などが、同じタンパク質であるケラチンで構成されているからです。

ケラチンは、タンパク質を分解したアミノ酸で構築されています。黒酢の中に含まれる必須アミノ酸が、ケラチンの構成に使われることによって、健康的な頭皮や毛髪の生成を促します。

2.血の流れを良くする

髪の毛の成長もサポート

黒酢に含まれている必須アミノ酸の中にアルギニンと呼ばれるものがあります。

アルギニンは、血管を拡張する機能があり、血の流れを良くしてくれます。

頭皮の血の流れがよくなると、養分が行き届きやすくなり、老廃物を排出することにもつながるので髪の毛の成長もサポートすることにつながります。

3.髪の毛の元のサポート

黒酢

黒酢には、イノシトールという物質が含まれています。

イノシトールは、肝臓内の余分なお肉やコレステロールの蓄積を取り除く力がありますが、器官の伝達に欠かせない物質でもあるといわれています。また、もともと器官や筋肉組織内に多く存在しており、器官を正常に保つ力があります。

この器官を正常に保つことは、頭皮につながる器官の伝達が毛髪の成長を促します。頭皮にできてしまった発疹や腫れなどの異常も、器官の命令伝達が正常に動作することによって良くなるといわれています。

イノシトールが十分に体内にあると、頭皮が健やかな状態になるため、健康で元気な毛髪を作る結果になるといわれています。その一方で、イノシトールが不足してしまうと、抜け毛が進むとされています。

4.元気になる

疲労が蓄積

黒酢の主成分は酢酸になります。酢酸は、体内に入るとクエン酸に変化します。クエン酸は人間の疲労の原因となる乳酸を分解します。

疲労が蓄積されてしまうと、毛髪の生成に必要なアミノ酸やミネラルが疲労やダメージを受けたところに消費されてしまいます。しかし、疲労回復成分があることによって、養分は頭皮に運ばれやすくなり、睡眠の質があがったり、余裕のある生活を送れたりすることで健康な毛髪に直結します。

黒酢は、その他にもりんご酸、コハク酸、フマル酸などの有機酸が含まれています。有機酸は腸内を整えることによって、養分吸収をサポートしてくれます。

黒酢のオススメ利用方法3パターンも大公開!

黒酢は、酢なので大変飲みにくいです。養分がたくさんあるとわかっていても、飲みにくいと毎日取ることは難しくなります。ここでは、黒酢のおいしい利用方法をご紹介したいと思います。

自分でつくる黒酢ドリンク

黒酢ドリンク

黒酢の味がお好きな方は、大さじ1の黒酢に対して10倍の水やお湯などで薄め飲みましょう。

黒酢の酸っぱさが苦手な方は、大さじ1の黒酢に10倍ほどのお好きなジュースで割ってみましょう。酸味があるジュース(オレンジジュース、リンゴジュース、パイナップルジュース、など)や、甘みが強いジュース(桃ジュース、マンゴージュースなど)などいろいろと組み合わせを楽しんで飲んでみましょう。また、健康志向の方はトマトジュース、牛乳、ハチミツなどを加える組み合わせもおすすめです。

黒酢食品や黒酢ドリンク

玄米黒酢

黒酢は、健康食品やサプリメント、ドリンクなどの黒酢を加工した黒酢食品からも取ることができます。

黒酢の酸っぱさが苦手な方は、サプリメントが飲みやすいでしょう。また、スーパーなどで売られているもので、はちみつ黒酢やりんご黒酢などの健康飲料は、飲みやすくその他の成分も配合したものになります。

黒酢料理

黒酢食品

黒酢は、通常の酢と違いコクや香りが楽しめる食材でもあります。料理の調味料としてワンポイント的に加えるだけでも摂取できるのが利点です。

黒酢は、あんかけ料理や南蛮漬けにもよく使われます。簡単に使いたい場合は、炒め物やスープ、ドレッシングに大さじ1~2杯ほど加えて、おいしく摂取することができます。

黒酢を飲むときの注意点はある?

冷え性

黒酢は、基本的には1日に大さじ1杯~2杯(15cc~30cc)を目安にしてください。そのまま飲み物として飲むには刺激が強すぎますので、原液のままではなく10倍程度に薄めてから飲むとよいでしょう。また、黒酢は身体を冷やす性質があるため、冷え性の方はあまり飲みすぎないようにしてください。

おわりに

黒酢に含まれる養分は、毎日摂取し続けることで頭皮にまで行き届くようになります。それらは運動不足や食生活の乱れなど、生活習慣の乱れや、過度の外的ダメージによってどんどん消費されていくので、生活習慣の見直しも行っていきましょう。また、毎日自分に養分を与える気持ちで、健康な毛髪を育てる気持ちを楽しみながら根気よく行いましょう。

頭皮へ効率的に養分を浸透させるのであれば、ヘアケア用品もおすすめです。「普段の食事+育毛剤」とダブルでヘアケア対策を行えば、何らかの変化が見られるかもしれませんね。

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