TOKIOの城島さんも作ったアロエ育毛剤の作り方をご紹介!

TOKIOの城島さんも作ったアロエ育毛剤の作り方とその能力をご紹介!

10/23(日)に日本テレビで放送された人気番組、「ザ!鉄腕!DASH!!」の番組内にて、TOKIOのリーダー城島さんが自作の「アロエ育毛剤」を使用している姿が放送されました。

確かにアロエは食用としても用いられますし、化粧品にもよく使われているなど万能の植物ですよね。育毛剤にもエキスとして含まれているのはよく目にしますが、アロエ単体の髪を元気にさせるポテンシャルとはどのくらいなのかは想像がつきません。そこで今回は、アロエの能力について調べてみることにしました。

アロエってどんな植物?

アロエを知らないという人はおそらくいないですよね。今では観葉植物として自宅で栽培している人もよく見かけます。他にもヨーグルトとして商品化されていることや、美容液にもアロエを用いたものがたくさん見受けられるようになり、圧倒的な人気を誇っていますが、そのルーツはどこにあるのでしょうか。

アロエはアフリカ生まれ

アロエはユリ科アロエ属の常緑多年草で、原産地はアフリカです。あまり知られてはいませんが、その種類はおよそ500という豊富さ。ここまでアロエが進化し分岐していったのには、アフリカの厳しい自然環境にも適応できる生命力があったからです。どんなに過酷な環境でも形態を変えながらたくましく繁栄してきました。

多くの役に立つ成分を含んでいて、医薬品として通用するほどの実力を持つ種類もあります。日本では「薬局方」という医薬品の基準を定めていますが、アロエは何と明治時代からその薬局方に記載されているほど。古くから日本人にも親しまれてきたのだということが伝わってきます。

私たちになじみのあるアロエ

アロエにはとても種類が豊富だという話をしましたが、食用として私たちの生活になじみのあるものは主に以下の4種類です。

キダチアロエ

キダチアロエ

キダチアロエは日本でももっとも多く栽培されている品種だと言われています。その名の通り、土壌から直接葉が生えるわけではなく、木のように上へと立ち上がっていくのが特徴です。

キダチアロエ同様、慢性的な便秘に役に立つのと、葉肉の粘液がやけどメソッドなどもできることから、医者いらずという愛称で古くから親しまれてきました。健康食品としても多くの商品に利用され、錠剤やサプリメント、ドリンク剤として販売されているものが多いです。

ただし、食べ過ぎや飲み過ぎは禁物。体を冷やすことや下剤にもなることがあるため、具合の悪いときや妊娠中などは摂取しないようにした方が良いでしょう。

アロエベラ

アロエベラ

アロエベラは肉厚の葉に白いとげが無数にあるのが特徴です。諸外国でも古くから愛されていて、古代エジプトでは壁画にも描かれるほど現地の人々に馴染(なじ)んでいたことがわかっています。

肉厚の葉をむいてみると、中からは粘着質のゼリーのようなものが出てきます。この中身には、ムコ多糖体という成分が含まれており、主にシロップ漬けや化粧品など食用~美容まで幅広い用途に使用することができます。一般的な市販のヨーグルトに入っているのがこのアロエベラです。無味無臭の果肉は、ヨーグルトだけでなく刺し身やサラダにするなど、さまざまな楽しみ方があります。

また、便通を良くしたりや生活習慣病を防ぐなど、多くの健康に対する力を持っているので、薬としても活用されています。

ケープアロエ

インスタ:

久しぶりにGET やっぱり巨人族はたまらなぃ☺️ #ケープアロエ #喜望峰蘆薈 #南アフリカ代表

Takenori Yamamotoさん(@yamamototakenori)が投稿した写真 -

ケープアロエは、南アフリカのケープ州が主な産地です。アロエフェロックスという代表的な品種は、高さが最大6メートルほどにもなり、葉が厚く堅いとげを有しています。また、春先にはオレンジ色の花が咲くのが特徴です。

ケープアロエは、とても苦味が強くキダチアロエの約15倍と言われているほど。身体にとって強烈な影響をもたらすものもあるので、利用する際は慎重に行わなければいけません。他のアロエと比較して「アロイン」という成分を多く含み、医薬品としてさまざまな薬に利用されています。

ソコトラアロエ

「イエメンへ」ソコトラ島の植物769

出典:イエメンへ ソコトラ島の植物769

ソコトラアロエは、別名「アロエベリー」とも呼ばれるもので、東アフリカのソコトラ島が原産地のアロエです。ケープアロエと同じで大きく巨大であるのが特徴で、葉が太く、花のように広がり育っていきます。そして、同様に薬として利用されることが多いです。

アロエに含まれ、髪を元気にさせる2つの成分

ここまではアロエについての全般的な知識について触れてきましたが、実際に髪を元気にさせる力はあるのでしょうか?アロエに含まれる代表的な成分を見ていきましょう。

アロイン

アロエは、AGAに実力を発揮するのではないかと言われていますが、その理由になっているのが、この「アロイン」です。毛が抜けてしまう原因の多くはDHTの過剰分泌によるものですが、アロインはそれを阻害する能力があるとされています。

毛が抜けてしまうメカニズムとは、元々人間の身体が持っているテストステロンと、5αリダクターゼという物質が結びつくことによって起こります。二つが結びつくと、強力な因子「ジヒドロテストステロン」が生まれ、それが抜け毛へと導いてしまうのです。

アロインは、ジヒドロテストステロンが生まれる直前、つまりまだ二つの要素が結びつく前に5αリダクターゼを阻害する力があり、ジヒドロテストステロンの生成を抑えることができます。これがアロインの髪を健康にする力です。多くの育毛剤や頭皮ケアシャンプーにも利用されており、信頼の置ける成分と言えます。

タンニン酸

「タンニン酸」も、アロエの実力を語る上で欠かせない成分のひとつです。とても分子が細かい物質で、頭皮の内部にも浸透しやすく髪の毛の元を活性化させることがあります。アロエの美容効果が高いとして、多くの化粧品などに利用されているのもこのタンニン酸の力によるところが大きく、肌を活性化させて老廃物を排出することができるからです。

やけどなどに効くというのも、このタンニン酸の力ですね。お肌がツルツルに戻ります。頭皮にも髪の毛の元がありますから、同様の結果が得られることで、活性化し毛が抜けてしまう現象が解消されていきます。

【簡単!】アロエ育毛剤の作り方

アロエ香水

アロエ育毛剤に興味のある方は、城島さんのように自分でもアロエ育毛剤を作ってみてください。実は、初めての方でも比較的簡単に作ることができます。

まずは上でご紹介したキダチアロエを6本(500g)用意してください。それでは手順を追って説明していきます。

1.アロエを千切りにする

アロエはできるだけ細かく刻みましょう。包丁でも結構ですが、ミキサーなどを使うとさらに細かくすることができると思います。

2.すり鉢で細かくすりつぶします

千切りにしたアロエはさらにすり鉢で細かくすりつぶしましょう。

3.30分煮込んで果肉をこす

細かくすりつぶしたアロエを30分ほど煮詰めます。ドロドロで深緑色になったらOKです。固形のアロエが残らなくなるまでしっかりと火を通します。

4.余熱をとったら完成!

最後に煮込んだアロエを冷ますため、(プラスチックの)食品保存容器などに移し冷蔵庫に入れます。実際に使用する時は1回に使う分だけ取り、後はまた冷蔵庫に保存しておきましょう。

5.使ってみましょう!!

ペースト状の育毛剤ができたら頭皮に塗り込んでいきます。気になる部分には重点的に塗り込むようにし、マッサージをしながら頭皮全体に広げていきましょう。使用回数の目安は1日2回です。

消費期限に注意!

手作りのアロエ育毛剤は、いわゆる市販の育毛剤とは違い衛生管理がされていない天然物です。色や香りが変わってきているのに使い続けると、思わぬ頭皮トラブルを引き起こしてしまうかもしれないため注意してください。

冷蔵庫に入れておけば、短くても約1カ月間は持つはずです。ポイントはあまり作りすぎず、都度使う量だけを作っていくことです。

おわりに

いかがでしたか?今回はアロエが日本に広まったルーツ、髪を健康にする力を始めとするさまざまな能力、そしてアロエ育毛剤の作り方をご紹介してきました。

アロエは健康な髪にとって良い成分が凝縮されているので、継続してアロエ育毛剤を使っていけば頭皮環境の正常化に期待が持てると思います。フケやかゆみなど、現時点で何らか頭皮の異常を感じている方には特におすすめしたいです。

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