頭皮の皮脂が過剰に分泌されるのを抑えてくれる食材五選

髪のベタつきが気になる男性

頭がベタついて気持ちが悪いという人は頭皮の皮脂が過剰に分泌されているのかもしれません。皮脂の過剰分泌は頭皮環境の悪くなることにもつながり、髪の毛に悪い影響を与えることも有り得ます。

また、皮脂を分泌する皮脂腺からは身体の中で分解できない物質を一緒に排出するという機能もあり、食べるものによっては、皮脂の成分が頭皮を傷付けることもあります。皮脂は少なすぎても頭皮環境には悪いのですが、過剰であってもせっかくの成分が正しく機能を発揮できません。

髪の毛を健康に育てるためには適度な皮脂の分泌量と、正常な成分を保つ必要があるのです。身体の機能を最適化するにはまずは食べ物から考えるのが1番です。そこで余分な皮脂の分泌を抑える食材を紹介させていただきます。

脂性の頭皮を元通りにする

皮脂の役割は肌の表面を菌や乾燥から守ることにあります。ベタベタするからといって皮脂を全部落としてしまうと頭皮は無防備な状態になってしまい、腫れを起こしたり、乾燥肌になったりで頭皮環境はたちまち悪くなってしまいます。

何回もシャンプーで頭を洗ってしまうと、皮脂が不足するために危険を感じた身体がより多くの皮脂を分泌しようとするので、ベタベタした脂性の頭皮が常態化してしまうという悪循環を起こしてしまいます。

すでに皮脂の分泌過多に陥っている場合は、むやみに頭皮を刺激するのを止め、シャンプーの回数を減らしたり、刺激の強いシャンプーを避けたりして、皮脂の分泌の正常化を図る必要があります。さらに今回のテーマである皮脂の分泌を抑える食材をとることによって、皮脂を減らし、頭皮環境を早期に元通りにしましょう。

まずは刺激を減らすことから

先に少し触れましたが、皮脂の分泌過多になっている頭皮を元通りにするには、まずはシャンプーなどの刺激を減らす必要があります。脂性の頭皮の人はどうしても頭をさっぱりさせたいという気持ちがあるので、洗うとスッとするトニック系のシャンプーを使う方が多いのではないでしょうか。

しかし、これは脂性の頭皮環境の人にとっては全て間違った選択となります。トニックシャンプーは刺激の強いシャンプーなので、使うと逆に皮脂の分泌を促してしまうのです。また、頭皮の乾燥をも誘発して、髪を成長させる環境も悪くさせてしまいます

本来、皮脂の分泌過多の状態にある人ほど、刺激の少ないシャンプーを使う必要があります。そこでいわゆる自然派と呼ばれるアミノ酸系シャンプーを使うことをおすすめします。さらにシャンプーの回数も減らし、毎日ではなく2日に1回を目安にすると良いでしょう。

とは言え、いきなり全てを変えるのはなかなか難しいかもしれません。まずはシャンプーを変えるところから始めてみましょう。

皮脂の過剰分泌を抑える食材

1.レバー

皮脂を減らすという目的で最も高い効果が期待できるのがビタミンB2です。ビタミンB2には脂質の分解を促す力があるので、余分な脂質を減らすことができます。そんなビタミンB2が含まれた食材のなかで、特に量が多く含まれた食材がレバーです。

また、レバーは頭皮や髪を健康にするための養分が豊富で、ビタミンB2だけでなく、鉄分やビタミン全般の含有量に優れています。皮脂の問題がなくても食べておきたい食材と言えるでしょう。

ただし、調理の仕方によってはせっかくの成分も相殺されてあまり生かせなくなってしまう場合があります。油や塩分を過剰に使った調理方法は避けたほうがいいでしょう。

2.卵

レバーほどではありませんが、ビタミンB2が豊富な食材として卵が挙げられます。卵は頭皮や髪に養分の多い食材として知られていて、皮膚や髪の生成に重要な養分であると言われるビオチンを豊富に含んでいます。

卵は食材としても手軽に手に入り毎日食べやすいので、すすんで摂取するようにするのがおすすめです。その際に注意したいのが、生の白身を食べないようにすることです。卵の生の白身は髪のために必要な亜鉛の吸収を妨げるので、できるだけゆで卵や目玉焼きなどの熱で固める調理法で食べるようにしましょう。

3.赤ピーマン

皮膚の状態を正常化し、皮脂の過剰分泌を防いでくれる養分にビタミンCがあります。美容に良いということを知っている方も多いのではないでしょうか。

そのビタミンCが豊富に含まれている食品として、あまり知られていませんが赤ピーマンがあります。普通のピーマンにもビタミンCは含まれているのですが、熟成したピーマンである赤ピーマンにはなんと緑ピーマンの2倍以上のビタミンCが含まれているのです。

皮脂の分泌過多や頭皮の環境が悪くなるのを元通りにするのなら、ピーマンを食べるときには赤ピーマンを選ぶのがベストと言えるでしょう。

4.バナナ

皮脂の過剰分泌を抑えるには、まず頭皮環境を整える必要があります。そして頭皮の健康を維持するためには老廃物を排出する動きを活性化させるのが大切です。老廃物を輩出する動きを活性化させるために必要とされる養分がビタミンB6です。

バナナにはこのビタミンB6が豊富に含まれています。また、ビタミンCを始めとする各種ビタミンやミネラルも豊富に含まれているので、頭皮のリスタートのためにはなかなか優秀な食材と言えます。

なによりいいのが、バナナは安価で、しかも調理が要らず手軽に食べられることです。食卓にバナナスタンドを置いて、毎日食べるようにすると生活スタイル的にもオシャレですね。

5.豆腐

皮脂を減らしたいときに最初に考えるべきは動物性タンパク質の摂取を控えることです。獣脂は皮脂の分泌を促しますし、同時に皮脂の成分の刺激を強くするという傾向があるからです。

しかし皮膚や髪の材料としてタンパク質は欠かせません。そこですすんで摂取したいのが植物性タンパク質です。さらに豆腐には老廃物の排出をする力のアップの効果があるビタミンB6も豊富で、肌の健康に効果があるビオチンも多く含まれています。

また、豆腐には亜鉛を始めとするミネラルも多く、髪や頭皮にいい養分が詰まった食品なのです。味があまりないので、さまざまな料理に応用ができるのもいいですね。

おわりに

頭皮環境を悪くさせる皮脂の分泌過多の原因は頭皮に対する過剰な刺激と、食生活の偏りによるものがほとんどです。基本的にはこの2点を元通りにすることで皮脂の過剰分泌は抑えることができると考えていいでしょう。

刺激を抑えるのはすぐに実行できますが、養分に関しては食材がわからないと食べるものを選ぶのに困りますよね。今回は摂取しやすく皮脂の分泌の正常化に役立つ食材をご紹介しました。ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。

検討リスト: 0 件
開く
全クリア
TOP