毛髪が薄くなったと言っても、人それぞれ気になるポイントは違ってくるものです。生え際が気になる場合、頭頂部が気になる場合など、症状は人によってまちまちです。

中でも多くの方がお悩みなのが、「M字はげ」ではないでしょうか。生え際の両端部分が後退し、まるでアルファベットの「M」の字のような額の形になってしまうはげ方です。

今回は、「どこからがM字はげなのか？」という疑問を考えながら、「M字はげ」の対策やメソッド方法などをご紹介していきたいと思います。

M字はげのチェックポイント

M字はげに明確な基準はなく、はっきりと「ここからがM字はげだ」とは言えません。しかしその分、放っておいてしまうと、いつの間にか自分で思っていた以上に生え際が後退していることもあるため、注意が必要です。そこでいくつかのチェック方法を考えてみました。

生え際の真ん中と左右の差

「左右の生え際が、真ん中生え際に比べ、2～3センチ後退しているかどうか」です。生え際の真ん中部分が後退していないと、つい油断してしまいがちです。見た目だけでなくしっかり測って、真ん中と左右の差を確認しておきましょう。

左右の地肌が見えるか

二つ目は「髪の毛をかき上げた時に、左右の地肌が見えるかどうか」です。これは特に、「髪の毛が長いから目立たないけれど、実はM字はげが進行している」というタイプの人は注意が必要です。

髪型を短髪に変えた途端、生え際がすごく目立つようになってしまった！などの事態にも陥りかねません。隠れているからと油断せずに、自分でチェックを行いましょう。

指の本数で測る

三つ目は、「指の本数で測る」というものです。ちょうど眉間から、指を横向けに並べて4本分が、一般的な額の広さだと言われています。

それよりも大きく生え際が離れている場合は注意が必要です。M字はげが気になる方は、左右と真ん中で指の本数が違わないかも、同時に確認しておきましょう。

M字はげの原因は外的ダメージや生活習慣の乱れ

M字はげは、毛髪が薄くなる症状の中のAGA（男性に多くみられる抜け毛の症状）に分類されます。主な原因は、外的ダメージや生活習慣の乱れにあると言われています。

そのため防いだり元通りにしたりするには、生活習慣や食生活の振り返りが非常に重要です。まず適切で十分な睡眠と、意識的に気分転換を行うことなどを心がけましょう。特に外的ダメージの影響は大きいため、気分転換の方法などを見つけておきましょう。

食生活の面では、油っこいものを避け、毛髪の育成に良いと言われているタンパク質を多く含む食品を取るように心がけましょう。海藻類や大豆、豆腐などがよいと言われています。

また、M字はげには遺伝的要素もあるのではないかと言われています。ただし、それ以上に生活習慣の乱れや外的ダメージによる影響の方が大きいようです。「遺伝ではないか」と思い悩むよりも、生活習慣を振り返るなど前向きに取り組みましょう。

M字はげの効果的なメソッド方法

症状としてはAGA（男性に多く見られる抜け毛の症状）であるため、抜け毛の症状を抑える「プロペシア」などの医薬品と、髪の成長を促す「ミノキシジル」などの医薬品を併用したメソッドが効果的です。ただし毛髪が薄くなる現象は医薬品の効果が出るまで時間がかかり、長期的に取り組まなければならない症状です。しっかりと医師と相談し、薬の用法などにも注意して根気強くメソッドしていきましょう。

また、血の流れが悪くなったりも毛髪が薄くなる・抜け毛が増える原因となります。薬を使ったメソッドとともに、マッサージなどを行い、血の流れをよくすることも大切です。

おわりに

「M字はげ」は、頭頂部の薄くなった毛髪などに比べ、進行に気付きにくい場合があります。早めに自分でチェックを行い、「ちょっと左右の生え際がさがってきたな」と感じたら、すぐに医師に相談して元通りにするようにしましょう。

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